FAX-IDとは
FAX-IDとは
FAX-IDとは、FAX機どうしが互いに交換する識別番号のことです。通常は、FAX番号がFAX-IDとして設定されます。
設定されたFAX-IDは、相手側のFAX機に通知されます。FAX機どうしが互いに名乗りあうようなイメージです(公開されることはありません)。
具体的には
例えば、FAX-IDに 0748-58-2835 と設定されたFAX機からの送信があると、受信側では(FAX機の機種により様々ですが)、FAX機の表示パネルに 0748-58-2835 と表示されたり、また、通信履歴として記録されたりします。
互いに名乗りあうものですので、受信側のFAX-IDの 0748-58-2835 も、送信側のFAX機に通知されます。
たとえ、aFAXのような受信専用のFAX機であっても、FAX-IDを設定しておくのは、こうした理由からです。
FAX-IDの設定は任意ですし、設定できる文字列も任意なので、なかには設定されていないFAX機がありますし、88888888 のような文字列が設定されているケースも見受けられます。広告FAXに多いようです。
通常は、FAX番号をFAX-IDとして設定しておくのが、よろしいのではないでしょうか。
ナンバーディスプレイとFAX-ID
ナンバーディスプレイは電話会社が提供するサービスですが、FAX-IDは、FAX通信独自の共通仕様(1988年)です。ナンバーディスプレイに似ていますが、まったく別ものです。
aFAXの場合
aFAXでは、受信FAXのFAX-IDを情報として取得し、メールの件名に含ませると共に、本文にも表示します。
添付のPDFファイルを開かなくても、FAX-IDを見れば、どこから届いたFAXか推測できます。通信頻度の高い相手であれば、FAX-IDを見るだけで分かります。
なお、aFAXに設定されたFAX-IDが、aFAXの動作に影響することはありません。